そういえばPTAって親と教師なのね。
折角コーチがコメントつけてくれたので(コーチ、久しぶり〜)、補足というか蛇足。
PTAを「圧力団体」たらしめているのは、親の側のモラルの低下ってのもあると思うんだけど、
それと同じように、教師の側の「権威」の低下が大きいと思うんだよね。
相対的に「保護者」と「教師」の関係が、保護者>>>教師になっているというか。
ここで「教師」を「公」と換言してしまうと、あら不思議。なんか保守系の政治家みたい。
でも、教師って一種の公権力、少なくともそういう側面はあったと思うんだよね。
少なくとも、過去の常識では「教師がつけた通信簿に文句をつける」なんてことが考えられない程度に、
教師には権威があり、保護者はそれに従う物であった、はず。
公権力の失墜と個人主義の台頭によって、相対的にPTAを強権たらしめている、というわけですかな。
という考え方が成立するなー、とか思ったり。
俺は基本的に保守思考なので、上のような理論展開をオートマチックにしてしまいがちなんですが、
(教師の立場=「公」側が優先されるという前提の理論展開)
俺が上で言った「親の側のモラルの低下」なんて非常に一方的な物の言い様で、
保護者には保護者にも、自分の利益を誘導するように要求する権利があるとも考えられるし。
俺にはむちゃくちゃなワガママに見えても、「通信簿の評価が不公平から改善せよ」という主張には一定の合理性がある。
考えがまとまらなくなってきたんですが、極論すれば教師も一種のサービス業。
「権威」がなくなれば(その是非はともかくとして)、「お客様」は保護者であろうし、
PTAが圧力団体だとしても、圧力をかけることには正当性がある、という考え方もアンチテーゼとして(俺には)必要かも。