電波的な彼女
- 作者: 片山憲太郎,山本ヤマト
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/03/25
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- 作者: 片山憲太郎,山本ヤマト
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女最強。
女最凶。
これがこの作品のテーマなのか。
硬派な不良、柔沢ジュウはひとりでは何もできないヘタレ男。
電波、二重人格、男嫌い、事件を解決するのは彼女たち、主人公は何もできず。
旧時代的な男が無力で、代わりに活躍するのは女性たち。
そして起こる事件は、異常殺人、人身売買、新興宗教、現代の心の歪み。
非常にデフォルメされているものの、ある意味、現代社会を表現しようとした意欲作か。
今現在のラノベクオリティの平均点がどの辺なのか、よく分からないが、
俺は面白いと思った。特に3巻。
型にハマった作風ではないという点においても、オススメできる。
<追記>
むしろこの作品のテーマは、女に劣る男の諦観ではなくて、
本質的には絶対男は女には勝てないんだから、気持ちだけでも前向きであれ、
ということのような気がしてきました。
まぁ、そんな感じのお話です。