東無双って、、、確かに無双だったみたいだが


民主主義2.0。
ほんの少しだが、久しぶりにモノを考えたので、備忘録的に。



議論の全体に目を通したわけでも、全容を理解したわけでもないけど、
とりあえず、集合知による政策の策定・決定には懐疑的にならざるを得ないなぁ。


Wikipediaオープンソースウェアってのは、単純にクオリティを向上させるいう、
(基本的には)一方向だけに作用するから、集合知が効果的なんであって、
公共政策の場合は、各政策において利益を受ける人(補助金、年金、生活保護、何でもいいが)と、
その分の税金を払っているという意味で損をする人がいるんだから、
両方向(というか関係が複雑すぎて、全方向になるだろう)から足を引っ張られるのでは。


純化して、例えば若者が得をする政策と、年寄りが得をする政策、
2つの相反する方向性があったときに、集合知はいったいどんな解答を出してくれるというのか。
全員が一番納得しやすい最大公約数的な結論か(これは一番日本的で、一番役に立たないと思う)
集合知によってベストな形に収斂された2つの政策を、結局は多数決で選び出すのか。


繰り返すけど、ある政策に対して、方向性、ないしは目的が明確なときは、
集合知が、それこそ政治家や官僚に任せるよりは、最適な解を導き出してくれる可能性はあると思う。
しかし利益・不利益が複雑化しすぎた今日の社会においては、
知を提供する各人が、結局は自身のシチュエーションに依存してしまうので、
解を最適化するという方向性に対して、知を集合させることはできないと思います。



と、全く同じ内容を3段落も使って、繰り返し書いてみた。
文章量のワリには内容のないエントリーだね、全く。
そもそもあずまんの主張が単純に、=政策決定を集合知に頼る、というわけではなさそうだし。


直接民主制とか言われても、俺にはアテネ衆愚政治しか思いつかんのだが、
それこそあずまんに言わせれば、想像力が足りてない、ってことなんだろうなぁ〜。





東浩紀の渦状言論 はてな避難版


2009/10/23 朝生後のTwitter上での議論まとめ


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