マクロス


GWはアニメを見よう計画第1弾。
超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」を、観た。


何年か前に一度観たんだけど、やっぱり感想は変らないなぁ。
すなわち、俺はリ・ミンメイ派である、と。
25年前の作品でありながら、この映画はリ・ミンメイを非常に魅力的に描いていると思うんだよ。
ひとつひとつの仕草から演出まで、スタッフの愛を感じる。


これが25年前の萌えであるというのは、あえて俺が言うまでもないことのハズ。



作品全体として、リ・ミンメイの魅力に引っ張られているから、
個人的にその他の部分はイマイチ。未沙にはどうも心惹かれないし。
主人公、一条耀視点で作品に入り込めないのもあるし。


あとは説明不足すぎて、ストーリーについて行けないのよ。
昔一回観てるし、Wikipediaで予習もしてるから、
ゼントラーディとかメルトランディとかプロとカルチャーとか、大体分かるんだけど、
それでも映画の場面ひとつひとつの状況が分かりにくい。


ゼントラーディ人なんて見分けがつかないから、
結局ラスボスになったのがどいつかもよく分かんないし、
つか、最後の戦闘でメルトランディ人何してたんだ?
そもそもなぜマクロス木星にいた? なぜ地球人とゼントラーディ人が戦争をしている?
大体ゼントラーディ人はマイクローンな地球人を認識していなかったじゃないか。
なぜよくわからっていない地球人類を、よく分からないままに滅ぼす必要があったんだ?


当時 (84年) の世の中の情勢がよく分からないけど、
やっぱりテレビ版を観ていることが前提の作品だったのだろうかねぇ?
でもwikipediaによると、テレビ版ともまた設定がだいぶ違っているのでしょう?
ふーむ。




以上、俺の感想を総括すると、
バックグラウンド (と敢えて言ってしまおう) なリアルロボット、宇宙戦争は△で、
リ・ミンメイの恋と三角関係、失恋の物語、そして名曲「愛・おぼえていますか」のPVとして、
この映画は名作であると。あぁ、名作であることには一片の異論もないさ。


重ねて言おう、俺はリ・ミンメイ派なのだ、と。






そして最新作、マクロスFrontier
第5話のシェリルが魅力的すぎて。やはり時代は25年間で進歩したのか。
いやいや、このお約束ストーリー、進歩史観的考え方は間違っているのだろう。
しかし様式美はこの25年間で洗練されたのだ。萌え要素とか属性とか。


革新など必要ない。我々は保守的に、ただ保守的に先鋭化していけばいいのだ。この萌えという文化を。



メインヒロインはランカなんだろうけど、初代マクロスに習って!
アルト姫にはメインヒロインではなく、年上お姉さんとくっついていただきたい!!