ガンスリ5巻
- 作者: 相田裕
- 出版社/メーカー: KADOKAWA(アスキー・メディアワ)
- 発売日: 2005/05/27
- メディア: コミック
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少しずつ、終末に近づいているのだろうか?
今までの敵役だった、フランカ・フランコやピノッキオが退場し、
何が終わったわけでもないけど、少なくとも、トリエラ的には一区切り。
アンジェリカも、だいぶ「終わり」が近いみたいだし。
トリエラのこの巻最後のセリフ、
なんか、一番最初のエピソードのヘンリエッタを髣髴とさせるのですが、
この読みは正しいのだろうか?
で、正しいとしたら、これはどう解釈すればいいんだろう。
なんつーか、トリエラが「コワレた」ような印象を受けるんだけど、気のせい?
別に、薬の大量投与とか、そういう描写はなかったよね?
ヒルシャーに素直でないところがトリエラだと思うので、
それが崩れた最後の描写は、どうしても違和感が覚える。
一応、同人誌で描かれた、ヘンリエッタの結末も知ってるんですが、
連載版のガンスリが、そこに収束するのかも分からないし、
そもそも、クライマックスに近づいてるのだって、俺の気のせいかもしれないけど、
なんか落ち着かない読後感でした。
<追記>
俺、GUNSLINGER GIRLの好きなポイントって、
「少女に与えられたのは、大きな銃と小さな幸せ。」
っていう煽り文句に象徴されるような、
「不幸」ではない、「小さな幸せ」の切なさなんですよね、もともと。
そういう意味では、いわゆるセカイ系的な不幸さとは一線を画すと言うか。
なので、最近のガンスリが、むしろ「不幸」にベクトルが傾いてるのは、
連載を続けて行けば仕方ないことだとは思いつつも、
やっぱ、どちらかといえば、最初の頃の方が好きだったかな。
GUNSLINGER GIRLは、一般人に読ませて、感想が聞きたい作品のひとつ。