SSO特集


SSO=StarShip Operators
というわけで、最近、突然にハマってしまった、スターシップ・オペレーターズ



原作を最初に読んだのは、中3とか、そのぐらいの頃だと思うんですけど、
そのときは、けっ、水野良が美少女モノなんか書きやがって、
って感じで、斜めに構えて、小説自体も、あんまり面白いと思わなかったんですが。


今期から、アニメ版が始まったのに触発されて、未読だった原作の続きを読んで、、、
あれ、こんなに面白かったっけ、みたいな。
思わず、原作最新巻まで+コミック版1巻、一通り揃えてしまいました。





まずは未読だった、原作3巻以降。
これの基本設定、戦艦オペレーターがアイドルやって、戦争資金を調達する、ってのが、
最初の頃は、宇宙戦争に対して、ライトすぎて、肌に合わなかったと思うんですが、
3巻以降、主人公たち自由護衛艦アマテラスと、TV局の銀河ネット以外に、
惑星シュウ、王国、AGI、連合、日本本国、等々、さまざまな立場の人間が入り乱れて、
政治闘争的な部分が出てきたのが、良くなったかと。


それに合わせて、政治担当の間宮リオ、補給・経理担当の荻野セイ、
この二人にスポットライトを当てる機会が増えて、人間関係にも深みが出た?
ぶっちゃけ、以前はこの2人、主人公に対して、悪役と思ってましたからね(笑)


特に、普段はバリバリの「政治家」でありながら、内実、「弱さ」を抱え、
一番ダメなキャラとして描かれている艦長キスカと、相互依存しているカップリングは、
もう萌え。いわゆるひとつのツンデレ亜流?


アニメ版の川澄綾子ボイスによる、脳内再生とあいまって、
原作3巻の、恋愛感情すっ飛ばしたキスシーンの衝撃は、リオ株が大高騰です。





一方こっちはコミック版。
アニメ化合わせで、まだ1巻しか出てないですが、原作よりも徹底的にライトな展開。
サンリが、犬耳つけて尻尾を振る、という描写は、さすがに衝撃だった(笑)



ストーリーの基本ラインは、原作と変わらないものの、
説明不足な上、漫画家の説明下手は否めず、これだけ読んで、理解できるかは疑問。
レギュラーキャラだけで、20人とかいる上に、宇宙戦艦同士の、SF戦争モノですから。
戦闘が分かりやすい、機動兵器とかさえ出てこないし。




で、最後が、問題のアニメ版。
スターシップ・オペレーターズ 第07話「スターダスト・メモリー(前編)」


まず言っておきますが、一応俺の立場はアンチではないです。
肯定する気にもなりませんが、これはこれでアリだと思います。


第02話に続いて、第06話でも、原作と違う展開で戦死者を出すなど、
戦争のダークサイドを強調して、シリアスなストーリー展開をしようという考えは、
今のご時世、至極当然のことでしょう。


ただ原作は、主人公香月シノンの、天才的な戦術により、
自由護衛艦アマテラスが、幾多の苦難を乗り越え、王国軍を打ち破っていく、という、
ヒーロー的なストーリーであるため、
アニメオリジナルの展開・雰囲気が、原作準拠のシーンと合わないだけなんです。
見てるこっちも、原作のイメージがあるし。


その上、もともと、一応SFであり、登場自分物、設定も多いため、
アニメというメディアでは、どうしても、説明しきれないし、描写しきれない。
もともと、アニメ化に向かなかったんです。


だから、設定等々を理解している原作読者が、
アニメ版を認めようという、寛大の気持ちで見れば、結構面白いですよ。
特に「声」については、なかなかいいキャスティングしてるし。
間宮リオ=川澄綾子、サイコー。







うわ、長っ。書きすぎたっ。