アンチとしての野党


今回の民主党、昨日のPorcoのコメントのように、確かに票はあまり失っていない。
無党派層の票が、小泉劇場の「風」に乗って流れたに過ぎない。


が、それでも、今回の民主党は、あまりにパッとしなさすぎるのではないか。
正直、自民党に対するアンチとしてしか、存在意義が見出されていないのではないか。
「確かな野党」ではなく、「政権政党」を目指したはずなのに。


その最大の原因は、フランケンシュタイン似のむっつり岡田にある気がしてならないが、
なんといっても、民主党にキャラクターが薄い。
すなわち、民主党の顔となる人々に、キャラが薄すぎる。
もしくは、顔となる人々が少ないか。


だって、民主党の現幹部なんて、岡田さんと、藤井代表代行以外知らないし。
野田とか枝野とか前原とかいるらしいが、顔が出てこんぜ。
そういうのが代表になっても、長期的には正しいのだろうが、
現段階では、議席数と重なって、存在感を消しかねないと、俺は思うけど。



投票者の意識が、自民党にYes or Noではなく、自民党 or 民主党たるには、
分かりやすい政党、わかりやすいキャラクターが必要。
ワンフレーズポリティクスは、正しくなくても、必要なご時世なのです。


とりあえず岡田あたりを代表に据えるとともに、
メディア戦略を考えつつ、「次」の顔を売っておく。
中古車でも何でも引っ張り出して、待ちの戦略を取る方がいいかと。


どうせ、まだしばらくは選挙、ないだろうし。